FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

なにかの縁?

先日、山形市内のスポーツセンターに、援助物資としてオムツを持って行きました。
そこは福島から来た人たちの避難所になっているのですが、
そこで偶然、じいちゃんに話しかけられました。

「オムツ、ありがとうございますな~」

そのじいちゃんは多分60~70才くらいだと思うんですが、
お孫さんが産まれたばかりらしく、
オムツを持ってきた僕を偶然見かけたので、話しかけてくれたんだそうです。

そこで、福島のことを聞くことができました。
地震、津波、原発、風評、家族、など…。
10分もなかったと思いますが、いろいろと強烈で、疲れた感覚を覚えました。

そしたら別れ際に「もう疲れたよ」と言われたので、
「まあ、無理すんなや。なんとかなっぺからよ~」と答えました。
自分も「話を聞くだけで疲れた」とか思ったくせに、
何も考えず、口を付いて出た言葉。

後で、考えてしまいました。
そのじいちゃんの話した内容に対して、あまりに軽すぎて逆に突き放したようになってないか…とか、
「頑張れ」とは言いたくなかったけど、はっきり「休め」と言った方が良かったかな…とか、
まあどっちにしても当事者ではないし、



---------------


4月の頭にこの文章を書き、止まってました。

きのう偶然、このじいちゃんに再会しました。
常駐先の近くにあるスーパーに入ったところ、
「どうも、どうも」とじいちゃんが近寄ってくるので「ハテ?」と思ったんですが。
「あの、避難所で話した…」と言われて思い出しました。

ばあちゃん?親戚?と一緒に買い物に来ていたらしく、
体調は良く、孫も元気で、親戚の家で当面は世話になる…と聞きました。
そして
「“なんとかなっぺ”と言われて、ずいぶん気楽になれた」
と言ってくれました。

頑張るのも疲れたし、助けられるのも申し訳なかった。
けど「なんとかなっぺ」と言われてから、
できる範囲で動こう、という気になれたんだそうです。

そのじいちゃんの名前も、福島のどこから来たのかも、山形のどこへ行くのかも、聞きませんでした。
「気楽になれた」という答えを聞けただけで十分だと思いました。
車に戻り軽く泣きそうになりました。





そして今日、福島自主制作映像祭の方から、4枚のDVDが届きました。
地震の前に、福島の自主映画をまとめて送るようお願いしていたのですが、
それが今日、届いたのです。

添えられた手紙によると、
お子さんとともに新潟県内に避難されているとの事でした。
でも、まだ制作途中の自主映画があり、それを気にかけているようでした。

福島自主制作映像祭は、山形自主制作映像祭の影響を受けて始められた活動です。
その福島の方が、大変な状況の中わざわざ手数をかけて作品を送ってくれ、
なんだか申し訳ないような、ありがたいような。




公私とも、最近は反省の多い日々を送っていますが、
この、なんだか不思議な縁を想い、ブログに記した次第なのでした。

テーマ : 日々のつれづれ
ジャンル : 日記

コメントの投稿

非公開コメント

縁、ですね。
咄嗟に出た言葉って飾り気も他意も打算も無くて、だからこそ響くのだと思います。

Re: タイトルなし

> 物産
ありがとう。
あまりにもスルっと言ってしまい、後でちょっと後悔…というのは、まあ、たまにあるんだけども。今回はそれを、じいちゃんに見事に覆された感じで。うん。そういう言葉を出せて良かったと、今は考えてるよ。

あー、こんな所でなんですが、舞台頑張ってー!
プロフィール

哲哉

Author:哲哉
山形在住。フリーのデザイナー。
東北芸術工科大学2期生/情報計画専攻。地元テレビ局で毎日の締め切りに追われつつ、自主映画を撮ったり山形自主制作映像祭で上映したり双子を育てたり。あとは少林寺拳法の稽古を細々と。
美味しいもの好き。お酒だいすき。

映像や紙の仕事、承ります。
http://www.dewa.or.jp/tse

Facebookはこちら。
https://www.facebook.com/tetsuya.sato.35

t2ya_the_one@mac.com

ドロップダウンカテゴリリスト
検索フォーム
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。