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地震後の、ちょっと苦労したこと。

思い出したので、記録のためにも書いておきます。



仕事柄、事件・事故の状況説明をCGで作る…という事があります。
インタビューのフォロースーパーを付ける際、
どの言葉を省略できるか、どの言葉を置き換えるか考える…という事もあります。

こういうとき、僕の場合、現場の状況をなるべく詳しく知るために、
取材担当者が撮ってきた映像を見たり、インタビューを聞いたり、
あるいは担当記者に話を聞いたりするのですが、
要は「当事者が何をどう考えて動いていたか」を追体験しようとしてるんですけど、
特に事件事故でこれをやると、ガックリと疲れるんです。



で、これの最たるもの?が東日本大震災後の一連の仕事。
地震が落ち着くと、各局から被災地の映像や証言が送られてきたり、
また、山形県内に避難してきている方たちのインタビューも多くあり、
それを整理する段階で、非常に多くの映像や証言を見聞きしました。

で、気が付いたらちょっとマズい状態になってまして。
具体的には、

赤と白の2色で描かれた油絵を見る
→赤い車に乗り上げた白い車の映像が再生される

食パンをくりぬいたお菓子を見る
→吹き飛んだ原発の映像や福島からの避難者の証言が再生される

赤ちゃんを抱っこしている人をみかける
→赤ちゃんの遺体を抱き上げる自衛官の映像や赤ちゃんを亡くしたお母さんの証言が再生される

ゴミ置き場にゴミを出すばあちゃんを見る
→瓦礫の山に花を供えるばあちゃんの映像が再生される

などなど。
つまり「唐突に震災の映像が再生される」という。
この状態になると、体が緊張して心拍が早くなり、感情的に不安定にもなります。
知らない人に説明したら、なんなら笑われるような状態なんですが。
またこれ以外に、単純に「地震関連の映像を見たら緊張状態になる」ことはしょっちゅうでした。

思い返してみると、4月ごろ(多分、下旬ごろ)からこの状態が起きはじめてて、
自分で意識したのが6月ごろで。
なぜそんなに時間がかかったのかと言うと、
しょっちゅう起こることではなかったし(疲れてるときが多かったかも、週1回くらい?)、
「映像を記憶して、脳内再生しながらCGを作る」という仕事はしょっちゅうしてるので、
なんとなく見過ごしてきた面もあるのかな…と思ってます。
今回の映像再生は「脳内」というより「目の前」だった気もしますが。



まあ、色々とかなり参りましたが、
気付いた時点でそういう仕事からしばらく離れたので、
今はまあ、多分、普通通りになりまして。
地震関連の映像も、客観的に見れるようにはなったんですが。

まあ、こんな事もあるんだなあ…という話でした。

テーマ : 日々のつれづれ
ジャンル : 日記

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プロフィール

哲哉

Author:哲哉
山形在住。フリーのデザイナー。
東北芸術工科大学2期生/情報計画専攻。地元テレビ局で毎日の締め切りに追われつつ、自主映画を撮ったり山形自主制作映像祭で上映したり双子を育てたり。あとは少林寺拳法の稽古を細々と。
美味しいもの好き。お酒だいすき。

映像や紙の仕事、承ります。
http://www.dewa.or.jp/tse

Facebookはこちら。
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